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宮崎で人が採れない会社のための採用ガイド
「求人を出しているのに、応募が1件も来ない」
宮崎の経営者の方から、いちばん多く聞く言葉です。そして多くの場合、その次に出てくるのが「media(媒体)を変えたほうがいいのか」という問いです。
先にお伝えします。媒体を変えて解決するケースは、実はそう多くありません。 原因はたいてい、その手前の設計にあります。
このページでは、地方企業1,000社超の採用に関わってきた経験から、応募が来ない構造と、その直し方、そして採用代行(RPO)という選択肢の使いどころを整理します。
地方で人が来ない、本当の理由
母集団が小さい前提で設計されていない
都市部の採用は「たくさん来る中から選ぶ」ゲームです。地方は違います。そもそも母集団が小さいので、同じやり方をすると何も起きません。
「出して待つ」が通用するのは、待っていれば人が集まる市場だけです。地方では「来る人を設計する」——つまり、どんな人に、どの経路で、何を言えば動いてもらえるかを組み立てる仕事が必要になります。
求人原稿が「条件の羅列」になっている
応募が来ない求人には、共通する見た目があります。
- 仕事内容が「一般事務」「現場作業」の一行で終わっている
- 給与が「経験・能力による」で具体性がない
- 会社の説明が、設立年と事業内容だけ
- 写真が無い、あっても社屋の外観だけ
読む側の立場に立つと、これでは「自分がそこで働いている姿」が1ミリも浮かびません。応募は、想像できたときにしか起きません。
「誰でもいい」と書いてある
「未経験歓迎・やる気のある方」。よく見かける表現ですが、これは誰にも刺さらないという意味でもあります。
採用がうまくいく会社は、逆です。「こういう人に来てほしい」がはっきりしていて、そう書いてあります。絞ると母集団が減ると思われがちですが、実際には「自分のことだ」と思う人が増えるので、応募は増えます。
応募が来る求人の直し方
1. ターゲットを1人に絞る
「30代・他業種から転職・家族がいて、土日は休みたい」——このくらい具体的に決めます。その1人に向けて全文を書き直すと、文章が一気に変わります。
2. 1日の流れを書く
朝何時に来て、誰と、何をして、何時に帰るのか。この「1日の流れ」があるだけで、応募率は変わります。読む人が働く姿を想像できるからです。
3. 給与を具体的に書く
「経験による」ではなく、モデルケースを示します。「入社1年目・28歳・月給◯◯万円(残業代含む)」のように。ここを濁すと、それだけで候補者は次の求人へ移ります。
4. 選ばれない理由を先に書く
「土日出勤があります」「最初の3ヶ月は雑務が多いです」。マイナス情報を先に出すと、応募数は少し減ります。しかし辞退と早期退職が確実に減ります。 採用のゴールは応募数ではなく、来て、続けてくれる人です。
5. 写真を入れる
現場で働いている人の顔が写った写真を1枚。社屋の外観より、はるかに効きます。
採用代行(RPO)とは何か
ここまで読んで「やることは分かったが、そんな時間はない」と感じた方も多いと思います。実際、地方の中小企業に採用専任者がいることは稀で、たいてい社長か事務の方が本業の片手間でやっています。
採用代行(RPO)は、その採用の工程そのものを外に出す仕組みです。 人材紹介(人を連れてきて成功報酬をもらう)とは別物で、こちらは「採用活動そのもの」を担当します。
任せられる範囲は、たとえば次のようなものです。
- 採用戦略の設計(誰を、いつまでに、どの経路で)
- 求人原稿の作成・改善
- 媒体の選定と運用
- スカウトの送信・返信対応
- 応募者への一次対応、日程調整
- 面接への同席、見極めの支援
- 入社後の定着フォロー
全部を任せることも、原稿だけ、スカウトだけ、と部分的に任せることもできます。
費用の考え方
料金の形は会社によって異なり、月額固定型、工数に応じた従量型、成果連動型などがあります。金額の相場は依頼範囲で大きく変わるため、ここで断定的な数字は出しません。
代わりに、判断の軸をお伝えします。「その採用にかけている社内の時間」を人件費に換算してみてください。 社長が月20時間を採用に使っているなら、その20時間は本来どこに使われるはずだったのか。RPOの費用がその機会損失を下回るなら、外に出す価値があります。
向いている会社・向いていない会社
向いている:採用担当がいない/社長が採用を兼務している/応募が来ない原因が分からない/急いで採る必要がある
向いていない:採用の型がすでにあり、社内で回っている/年に1人採るかどうかで、都度の相談で足りる
正直に申し上げると、後者の場合は無理に外注する必要はありません。まず求人原稿の直し方だけお伝えして終わる、というご相談も歓迎します。
人を採ることと、人を増やさず回すこと
もう一つ、地方の経営者にお伝えしたいことがあります。
採用がうまくいっても、いかなくても、その仕事の中身は設計し直す必要があるということです。
人が採れた会社は、その人に何をやってもらうかで利益が変わります。せっかく採った人が、AIに任せられる転記作業に1日3時間使っているとしたら、それは採用の失敗ではなく設計の失敗です。
人が採れなかった会社は、今いる人数で回す仕組みが必要になります。ここでAIの出番が来ます。
私たちが採用支援とAI導入を同じテーブルで設計しているのは、この2つが同じ問題の裏表だからです。どちらの未来でも、経常利益を守るのがゴールです。AI側の話は宮崎の中小企業のためのAI導入ガイドにまとめました。
費用対効果を先に見る
RPOに何をどこまで任せると、いくら残るのか。この考え方は採用代行(RPO)の費用対効果をどう見るかで具体的に整理しています。
まず、求人原稿を見せてください
御社が今出している求人を見せていただければ、どこで応募が止まっているか、その場でお伝えできます。直せる箇所は、たいてい原稿の中にあります。